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ゆうすけ
今回は「読書のデメリット」について、コチラの『読書について』という本をもとにご紹介します。
Amazon商品説明
読書好きのみなさんにとって、本書の内容は耳の痛い話ではありませんか?
なにを、どう読むか。あるいは読まずにすませるか。
読書の達人であり一流の文章家だったショーペンハウアーが贈る知的読書法。
- ショーペンハウアー 著
- 194ページ
- ドイツの哲学者
ゆうすけ
30日間は無料で読み放題なので『読書について』がタダで読めます。気に入らなければ無料体験中に即解約できるのでサクッとどぞ。
目次
読書のデメリット
こんなことがよく言われていますが、読書ってそんなにいいことでしょうか?
ゆうすけ
ただ「読書」と一言にいっても
- 何を読むのか?
- どう読むのか?
ということも大事だなと、最近になって感じていて、よく言われる「読書が大事」という言葉は大雑把に使われている気がします。
そんな僕に容赦なく「読書のデメリット」を教えてくれたのがコチラの『読書について』という本でした。
悪書は時間と労力の無駄
悪書は知性を毒し、精神をそこなう。
良書を読むための条件は、悪書を読まないことだ。
なにしろ人生は短く、時間とエネルギーには限りがあるのだから。
(p146)
この本、常に辛口ドSで、お金目当てに書き散らかしたような最新刊ばかり読んでいると、ろくなことはない、と言ったことが書かれています。
だから大衆に受けるような本を読むのではなくて、昔から読み継がれている、あらゆる国々の偉大な人物の作品や、名声鳴り響く作品に目を向けよう、と書かれています。
ゆうすけ
昔は、世間的に注目されている本ばかり読み漁ってました。
そういった本を読んでいくうちに、
ゆうすけ
ゆうすけ
と感じて、1冊の本から得られる知識や見識が少なくなっていく感覚がありました。
日本では1日あたりに約200冊もの数の新刊が発行されているそうです。
ゆうすけ
学問はたえず進歩しており、最新の本には過去の知見が反映されているという誤った前提のもとに、最新刊にそそくさと手を出すのはひかえるべきだ。
先人のすばらしい本が、悪しき新刊書に駆逐されることがよくある。
(p37)
金儲けのために書かれた悪書に手を出していると、読み手は狭い世界にとどまるだけでなく、その貴重な時間を無駄にして、本当に読むべき良書を読む時間を奪うというのです。
「読書は大事だ!」というのはたしかにそうかもしれません。
ただ同時に「何を読むか?」ということも大切であり、それをわきまえず話題の本ばかり手を出していると、それは時間を無駄にする逆効果ということです。
ゆうすけ
そんな僕がおすすめする本はコチラです(2019年に読んだ本の中で厳選しました)。

自分で考える機会を奪う
読書するとは、自分でものを考えずに、代わりに他人に考えてもらうことだ。
それは生徒が習字のときに、先生が鉛筆で書いてくれたお手本を、あとからペンでなぞるようなものだ。
(p139)
ゆうすけ
字を上手に書こうと思ったら、お手本をなぞることも大切です。
ただそれは字を上手に書くためのステップであって、それを続けていたらいつまでたっても、一人で綺麗に書くことができないということです。
読書というと「本を読む」ということにフォーカスされがちですが、それは「何かを自分の頭で考えたり」「得た知識を使う」ための道具でしかないんですよね。
「著者の力を借りる」というのは大切だけど、それを主としてはダメで、自分の力で答えにありつくことが大切かと思います。
これはSEKAI NO OWARIのボーカル深瀬さんが昔のインタビューで言っていたことなんですけど、
『命が大事だ』というのは先人が見つけた、ひとつの正義かもしれない。ただ、先人たちが気づいたことを、そのまま僕らが同じように吐くのと、自分でその答えにたどり着いたうえで言葉を吐くのでは、全然意味合いが違う
というようなことを言っていた気が…します。
僕も、ある本を読んでいて、ずっと疑問に感じていたことが、数行の解説で腑に落ちるように納得できた瞬間は、「自分の頭で考える力の弱さ」を実感します…。「あ、こんなことも俺わからんかったんだ…」って。
その答えに自分の力でたどり着く機会が奪われたという意味ではデメリットになりうるのかなと思います。
ゆうすけ
読んだ内容を忘れたら意味ないよ(byおれ)
すみません…。最後に僕の意見を述べさせてください。
めっっちゃ当たり前の話ですが、読んだ内容を忘れたら意味がないですよね。
忘れたら良書を読んだところで、それこそ時間と労力の無駄です。
ゆうすけ
読んだ冊数って、その人の読書家ぐあいを示す、めちゃくちゃわかりやすい指標なんですよね。
しかもそれが権威性に繋がったりします(「わー、この人○冊も本を読んでてスゴイー」みたいな)。
いや、読書は単なる手段やぞ
読書本来の目的と手段って…
- 目的:知識を身につける等
- 手段:読書
なはずです。ただ、「本を読む」その行為自体を目的としてしまいがちです。
このあたり、多読や速読と関連付けて、コチラの記事に書きました。

ゆうすけ
まとめ
kindle unlimitedなら無料体験で読めます。
- 悪書は時間と労力を無駄にする
- 自分で考える機会を奪う
ただ読むだけじゃなくて、こういったデメリットも考慮しながら読書をするとさらに効果的かなと思います!
今回は「読書のデメリット」についてお話しました。
物事何においてもメリットがあれば、デメリットもあるのに、読書においてはメリットの方に着目されがちだな、と思ったのでこんな話をしました!
ゆうすけ