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何気ない会話に
その人の知性が現れる
ゆうすけ
今回ご紹介する学びは「頭が悪い人の話し方」についてです。
コチラの『頭がいい人、悪い人の話し方』という本をもとにご紹介します。
- 樋口裕一 著
- 2004年発行・260万部超のベストセラー本
Amazonレビューを見てびっくりしたんですが、これだけのベストセラー本なのにも関わらず悪評が多いですね。
本書は、頭の悪い人の話し方をズバッと指摘しているので、しょうがないかもしれません…。
目次
『頭がいい人、悪い人の話し方』概要紹介
コチラの本、頭が良く見える話し方ができるような小手先のテクニックが書かれているわけではありません!
紹介されているのは「こういう話し方はしちゃダメだよ!」という40パターンの「頭の悪い人の話し方」です。
もう、頭の悪い人をけちょんけちょんにしている本で、僕は、読んでいくにつれて
ゆうすけ
と思うくらいちょっと心が折れかけました。笑
本書ではあらゆる「頭の悪い人の話し方」が紹介されており、
- 第一章:あなたの周りのバカ上司
- 第二章:こんな話し方では、異性が離れていく
- 第三章:絶対に人望が得られない話し方
- 第四章:こんなバカならまだ許せる
という構成になっています(章立てみるだけで心折れそうでしょ?笑)
「○○という話し方は愚かだ。」という文言が幾度となくでてきます。笑
本書を読んで感じたこと
僕が本書を読んで感じた「頭の悪い人の話し方」に共通することは「教養のなさ」です。
- 根拠を言わずに道徳的説教ばかりする
- 少ない情報で決めつける
- 正論ばかり・理想論ばかりを言う
などの、頭の悪い人の話し方が紹介されていますが、どれも共通するのは「教養のなさ」です。
教養とは、自分とは別の価値観も許容するということだ。
自分の価値観はしっかりともちながらも、別の価値観の人間の行動も理解し、その上で、どちらが正しいかを判断するというのが、最も知的な人間のすることだ。
と、本書にも書かれています。
良いと思った点
僕がこの本の良いと思った点は
紹介されている悪い話し方は多かれ少なかれ誰にでも当てはまる
だろうというところです。
どういうことかと言うと…
26パターン目では「正論ばかりをふりかざす」という悪い話し方が紹介されている傍ら、38パターン目では「きれいごとの理想論ばかりを言う」という悪い話し方が紹介されています。
正論と理想論とあくまで場合によってはですが、反対の言葉になることがあります。
正論ふりかざすのもダメ、理想論を言ってもダメってどうすればいいの?と思いましたが、著者はどちらも「現実を知らない」ということの愚かさを指摘しているということです。
ゆうすけ
そもそも、40パターンも悪い話し方が紹介されていたら、どこかで多かれ少なかれ自分に当てはまるところがあるハズです…。
自分ごとと考えることができれば、自分の話し方を自覚しようとしますよね。
本書を読むことは、自分の悪い話し方に気づけるチャンスになると思います。
本書はそれをわかっているかのようにちゃんと、「自覚するためのワンポイント」まで書かれています。助かりました。
ちなみに、「正論ばかりふりかざす」人のワンポイントアドバイスは、
まずは自分も周囲と同じような、平凡な、誘惑に負けやすい人間だということを自覚するべきだ。
そういう境遇にいないのは、たまたま運が良かっただけに過ぎない。
だそうです。気をつけます。
まとめ:こんな人におすすめ
本書は「話し方」を切り口にして、ダメな人を反面教師とすることで、
- デキる人とはどういう人か?
- 本当に知的な人はどんな人か?
を教えてくれます。
なので、おさらいすると紹介したコチラの本は、
- 自分は頭の悪い話なんかしてない!
- テクニックではなく本質的に頭の良い話し方をしたい
という人に、おすすめしたい一冊です。
人間の弱さを知り、悪い心も知り、自分の中に誘惑に負ける気持ちがあることを認め、その上で、清廉潔白であってこそ、知的な生き方だ。
本書より
「読書・活字が苦手!」という人は、Amazon audibleで本を聴くのがおすすめ
ゆうすけ