\動画で見たい方/
ゆうすけ
今回は、ざっくりとしたテーマですが「退職と幸せ」について、稲垣えみ子さんが書かれた『魂の退社』という本をもとにご紹介します!
- 稲垣えみ子 著
- 28年間「朝日新聞社」に勤めたあと魂の退社をキメる
目次
退職と幸せ『魂の退社』
ゆうすけ
本書は、28年間勤めた朝日新聞社を
- 50歳
- 夫なし
- 子なし
の状況で辞めた稲垣えみ子さんの考えやエピソードが書かれた本です。
大金を使うことで快感を得ていた生活
稲垣さんは、朝日新聞社で働いていた頃は、大企業ということもあって、かなりお金に余裕のある生活をしていたそうです。
その頃は「お金があることによる幸せ」というよりは、「大金を使ってチヤホヤされることの快感」を得ていたそうです。
例えば
お気に入りのお洒落な洋服屋さんに行って、山のような洋服や靴を次から次へと試着して、店員さんから「わあ~、すごい似合ってますよ!」と言われて気を良くして全部買っていたみたいなんです。
その、服を購入したときが幸せのピークで、家に着くとその服や靴を袋から取り出すことすら、面倒くさかったそうです。
そういう「リッチな自分」として見られることに、満足するようなお金の使い方だったそうです。
そんな生活をしていたところ、稲垣さんはそれまで大阪本社で仕事をしていたそうですが、いきなり香川県の高松に転勤を命じられました。
転勤に伴って、仕事内容が変わったこともそうですが、都会から地方に異動となったことで、生活のあり方も変化したそうです。
お洒落な洋服屋さんや、高級なレストランに行く、ということが物理的にできなくなり、強制的に「お金を使わない生活」を強いられるわけです。
お金を掛けない「楽しみを見つける」行動
ゆうすけ
それが「大根キターっという幸福」というお話…。
稲垣さんは、農産物の直売所によく通っていたそうなんです。
直売所の魅力は「安い」ことだけでなく、「ないもの」がたくさんあるというんです。
例えば、大根。スーパーに行けば、いつでも置いてある大根ですが、直売所では旬の季節にならないと、でてこないんですね。
「大根ないなー」「まだかなー」と思っていて、ある季節から突然売り場の棚がどこもかしこもでっかい大根だらけになる。
「ようやくキター!!」
と思う瞬間だったそうです。それからは、家で大根料理を大量に作ったそうな…笑。
ゆうすけ
いつでも何でもある現代において、もう「ある」ことを贅沢だと思う人はほとんどいないんじゃないか。むしろ「ない」ことの方がずうっと贅沢だったのだ。
これは、幸せとは何なのかを考えさせてくれる言葉だと思います。
「ないこと」が僕に教えてくれたこと
ゆうすけ
スキルがほとんどない状態で会社を辞めた僕は、ないものだらけなんです。
一番はやっぱり「お金」がない。関わる「人」もめちゃくちゃ減ったし、「社会的信用」もないです。
もちろん今は、そうやって「ないものだらけ」の状態から抜け出したくて頑張っています。
だけど、この「なにもかもない」という感覚は、僕に多くのことを教えてくれたんです。
- 仕事のありがたみ
- お金をやりくりする大切さ
- 税金・年金など国のお金について勉強する機会を与えてくれた
- こんな僕に会いたいと言ってくれる友達がいることの嬉しさを高めてくれた
- 会社で働くことの恩恵が大きかったことを知った
「大切なものは失ってから気付く」とはよく言われる言葉だけど…
その言葉を知っていることと、その言葉を肌で感じることって全然違うなと思いました。
ゆうすけ
自分の人生振り返ると、思い切った挑戦をしてこなかったから、山もなければ谷もない、すげー平坦でつまらない人生だなって思っちゃったんですよね。
会社を辞めることが全て挑戦というわけではないですが、退職することで自分には「ないもの」がたくさんあるってことを実感しました。
ゆうすけ
まとめ:こんな人におすすめ
今回は、稲垣えみ子さんが書かれた『魂の退社』をもとに、ざっくり僕なりに「退職」と「幸せ」について話しました!
何もかも揃っている現代で「ないもの」に気づくって大切なことかなと思います。
退職って僕なりにスタートで今の僕は、RPGゲームで言う始めの町にいる感じです!笑
いやぁ…いつにも増して良い話してもた…ボソ。
ゆうすけ
「読書・活字が苦手!」という人は、Amazon audibleで本を聴くのがおすすめ
ゆうすけ
