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ゆうすけ
今回はアンドリュー・デュアーさんが書かれた『読書が子どもの発達に及ぼす影響』という文献をもとに、読書の14個のメリットについてご紹介します!
目次
読書が子供に与える14個のメリット
こちらの文献は、見てもらうとわかるのですが、データや数字で細かく示しているわけではなく、他の文献を参考にしつつ、読書のメリットが体系的にまとめられている感じです。
14個のメリットを、最初にそれら列挙します。
- 語彙力が大幅に増える
- 言葉と読解力が発達する
- 学力が高まる
- 想像力と集中力が鍛えられる
- 性格が形成される
- 感情や感性が発達する
- 社会性が発達する
- 人の気持ち読める共感力が成熟する
- 文脈理解力が鍛えられる
- 経験の拡張ができる
- 悩みを解消する力が身につく
- 進路のヒントが得られる
- 親などどの絆が深まる
- 時間を楽しく過ごせるなど
読書によって得られるメリットがいろんな角度からの視点で言語化されています。
ゆうすけ
それもそのはずで、本とか読書というのは一言で表しても、その中身は幅が広いですからね。
ある程度信頼性が担保された良質な情報が得られるので、そりゃ良いことばかりなわけです。
「1:語彙力が大幅に増える」について
ゆうすけ
本で触れる単語数
これは海外での研究データになるので、英単語の話になります。
ある研究では、英単語を頻出度順に並べた表を用いてさまざまな英語の読み物を分析し、読者はどれくらい珍しい単語に触れるかを調査したそうです。
例えば、幼児向けの本の単語ランキングの平均値は627で、日常会話とテレビの平均値は400~600の間だそうです。
つまり、会話やテレビに出てくる単語は、一番優しく書かれた幼児向けの本に出てくる単語の数よりも少ないということです。
ゆうすけ
そしてさらにこんな数字も書かれています。
まったく読書をしない子供に比べて、毎日25分ほど本を読んでいる子供は1年間で200万語ほど多く読むことになる。
したがって、読書習慣の早期取得で語彙発達の遅れを避けることができる。
「読書をすると語彙力が増える」というのは直感的にもわかりやすいですよね。
これら読書の重要性についての研究はまだまだされているみたいです。
語彙力増加の2つのメリット
僕が語彙力の増加において感じるメリットは2つあります。
- 難解な文章が読めるようになる
- 自分は発する言葉の表現力が増す
ひとつは、シンプルに知っている単語や知識が増えることによって、難しい文章が読めるようになる、ということ。
これは難解な文章を読むには、読み手がその文書を理解できるための知識や教養が必要だからです。
そしてもう一つは、自分が発する言葉の表現力が増す、ということです。
これは、本に書かれている表現を自分のものとして、使うことができるということです。
例えば…
美しい光景を見たときに「綺麗だった」「凄かった」というのは誰にでもできますよね。
これが本だと…
- 息をのむほど美しい
- この世のものとは思えない程の美しさ
- 作り物めいた精巧な美しさで、思わず目を見張った
など本では、いろんな言葉を用いて「どう美しいのか」が表現されているわけです。
こういった表現を見たら、パクってしまって自分のものとして使えばいいと思います。
それで、Aさん・Bさん・Cさんの表現をパクって自分のものとして使えるようになれば、それはそれで自分だけのオリジナルな表現が生まれるわけです。
誰だって、何かから影響を受けて生きているわけなので、本から影響を受けるのがいいよね。
ゆうすけ
要は、語彙力が増えるというのは、難しい文章を読むことの助けとなるインプットの質を高めるうえに、自分の表現力が鍛えられるというアウトプットの質も高めてくれます。
まとめ
今回は文献『読書が子どもの発達に及ぼす影響』に書かれている「読書による14個のメリット」の中から語彙力の増加にフォーカスしてご紹介しました!
年間100冊ほど読書をしている僕の視点からすると、読書はかなりのメリットがあることは体感しています。
ゆうすけ
「読書・活字が苦手!」という人は、Amazon audibleで本を聴くのがおすすめ
ゆうすけ
