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その国の国民は、
そのレベルに合った政治家を持つ
ゆうすけ
今回ご紹介する学びは「政治と選挙」についてです。
ジャーナリストの池上彰さんが書かれたコチラの「政治のことよくわからないまま社会人になった人へ」という本をもとにご紹介します。
この本のタイトルを見て「自分のことだ…」と思った人。
ゆうすけ
(だからこの本を買いました..)
政治って僕らの生活の基盤となっていることのはずなのに、なんだか、よくわからない…。という人は多いのではないでしょうか。
政治のわかりにくさを象徴するように、ずーっと言われているのが「若者の政治離れ」。
超ざっくり言うと、20代の半数は投票に行かない、というデータが総務省から出ています(参照元サイト)。
年齢全体でみても投票率は50~70%と、選挙に行かない人は一定数いることはたしかです。
今回は「政治のこと全然わからん…」という人(僕も含め)に向けて、政治について、特に選挙についてサルでもわかるくらい超基本的なところを解説します。
ゆうすけ
政治とは
まずは、「政治」という言葉の意味からみていきましょう。
辞書によると、
人間集団におけるルール作りとルールの変更や廃止をめぐって他者と共に行う営み。
とあります。
「国」という大きな人間集団が安心して暮らすために必要なルールなどの仕組み作りということですね。
例えば
- 川に橋を架けたい
- 新しい道路を作りたい
- 安全を守るために警察官を雇いたい
- お年寄りの方が生活できる資金を調達したい
ゆうすけ
ただ、みんなが税金というお金を出し合えば大量の資金を調達できるので、これらの問題を解決できそうです。
しかし、一人ひとりが意見を出し合っていてはキリがありません。
そこで「政治家」が人々の声を代表して、税金のよりよい使い道を考えたり、国の方針を決めましょう、ということです。
これが「民主主義」です。
民主主義とは
民主主義とは国民一人ひとりが、選挙によって国民の代表となる政治家を決めることができる政治のスタイルのこと。
「国民投票で政治家を決める」、これは多くの国が採用しているスタイルなので、当たり前のように感じるかもしれません。
しかし北朝鮮なんかだと、生まれつき国家権力を有している人によって独裁的な政治が行われていますし、日本でも歴史的に見れば、政治は独裁的に行われていました。
- 平安時代→貴族の独裁政治
- 鎌倉~江戸時代→武士の独裁政治
- 明治時代→天皇の独裁政治
ゆうすけ
制限選挙とは
民主主義にのっとり国民の意見が反映される政治に移行しました。
しかし、選挙の制度ができた当初は「制限選挙」といい、選挙権があるのは、一定の税金を納めている男性だけ(全人口の1%程度)でした。
ゆうすけ
税金の使い道を決める政治家を選ぶことなので、税金を多く支払う男性にしか選挙権がなかったのです。
これは、当然といえば当然のことかも知れませんね…。
いまでは考えられないことですが、女性が選挙権を得たのは1946年と超最近のこと。
そしていまや、選挙権が18歳に引き下げられ多くの人(人口の約80%)に選挙権が与えられています。
「国民が政治家を決めること」「選挙権があること」というのは、長い歴史を振り返ると、なにも当たり前のことではないんです。
選挙権があることのメリット
では、選挙権があり投票することができるメリットとはなんでしょうか。
それを本書では「選挙は社会の安全装置」と表現しています。
民主主義とは、試行錯誤の繰り返し。
選挙で投票し、とりあえず任せてみる。
任せてみて失敗だとわかると、このままではまずいから、別の人に任せよう。
これを繰り返すことで、おかしな部分を修正することができます。
ある政治家Aさんを選ぶということは、ある政治家Bさんを選ばないということでもあるのです。
よく、政治家の失言がニュースで取り上げられますが、その政治家に投票して、国民の代表として選んだのは僕らです。
「国のルールを決める政治家を選ぶことができる」という超ありがたい権利を与えてもらいながら、選挙には行かない人は政治家や社会には文句を言う権利があるのでしょうか。
ゆうすけ
国民は国のお客様ではありません。
その国の国民は、
そのレベルに合った政治家を持つ。
という言葉があります。
政治家たちは、きちんと政治をしているのでしょうか。それを監視するのが、私たちの役割なのです。
まとめ
おさらいすると紹介したコチラの本は、
- 政治のことよくわからないまま社会人となった人
- 基本のキからわかりやすく知りたい人
におすすめしたい一冊です。
本記事で説明したことは、本書のほんの一部のことですので、「もっと勉強しないとな…」と感じた方はぜひ読んでみてください!
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