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ゆうすけ
今回は飲茶さんが書かれた『史上最強の哲学入門-東洋の哲人たち-』という本を読んだので、「東洋哲学」について解説しようと思います。
日本は無宗教の人が世界トップクラスに多い国
突然ですが、
みなさんはどの宗教を信仰していますか?
仏教ですか?キリスト教ですか?イスラム教ですか?はたまた浄土真宗でしょうか?真言宗でしょうか?
僕はというと、、、よくわかりません。なので、「無宗教」なのだと思います。
日本人は、世界トップクラスに無宗教の人が多い国だと言われています。
ゆうすけ
もはや、宗教の話すらしないし、宗教とか信者という言葉自体あまりいい意味で使われないことの方が多い気すらします。
仏教と深く関わる生活
お通夜や葬儀、法事の際はお坊さんがお経を読みますよね。
お経は、仏教のルーツとなったお釈迦様の教えに基づいて作られたものです。
そこら中に、神社やお寺がありますが、それらは、神様を祀るため、仏様を祀るためにあるわけです。
僕らは、無宗教だと言っておきながら、仏教という宗教と深くかかわった生活をしているということです。
- 何がルーツ?
- どんな教え?
- 何のためにある?
それらを、やさしく教えてくれたのが飲茶さんが書かれた『史上最強の哲学入門-東洋の哲人たち-』本書です。
東洋哲学は理解できない
すみません、「仏教とは何か?」「東洋哲学とは何か?」をこの本で理解したような感じで書きましたが、実際のところよくわかっていません…。
仏教も哲学なので、どんな悟りなのかというと「人生とは・・・」「幸福とは・・・」「苦しみとは・・・」という生きるとは何なのか?についての教えです。
ゆうすけ
西洋の哲学を勉強したときは「なるほど、そういうことか!」と腑に落ちる瞬間があったのですが、東洋哲学は「んー・・・」という感じが正直なところです。
これは、もちろん僕の知識不足や読解力のなさが原因ではあるのですが、「東洋哲学ってよくわからない」というのは本書の冒頭でこんな風に書かれています。
東洋哲学とは何か?
まず最初にはっきりと断っておくが、本書を読んで東洋哲学を理解することは不可能である。
(p12)
この「理解すること」ということがポイントです。
東洋哲学では「真理の知識を得る」ということと、「真理を知る」ということは全くの別問題とします。
釈迦が、何年も苦行に耐えて、木の下で黙想を続けて、ようやくたどり着いた境地・思想を、のらりくらり生きている人に向かって「人と言うのは・・・」「幸福とは・・・」とか言っても伝えることができないということです。
東洋哲学では体験を伴う知識・身をもって「そういうことか!」と悟ること・理解することではじめて知ったと言えるわけです。
これは例えば・・・
白と黒しか見たことがない人に向かって「赤色というのはね・・・」といろいろと言葉で説明したところで、赤色を実際に見るまでは理解ができないということです。
だから、逸話によると、釈迦は「こんな境地、誰が理解できるっていうんだ」と他人に伝達することを一度は諦めたそうです。
そして、文章として何かに書き記すことを好まなかったそうです。
釈迦の考えが引き継がれる理由
ただ、それでも釈迦の教えが引き継がれているのは、その教えをどうにかして次の世代に繋いでいこうと、あの手この手で後世に伝えようと頑張った人がいるからです。
釈迦は紀元前5世紀頃に生きたインドの人と言われており、仏教の開祖と呼ばれる人物です。
釈迦の教えは、インドから中国に渡り、中国から日本にと、東へ東へと渡ってきたわけです。
そうやって伝達していくなかで、様々な宗教が出来ました。
- 中国
孔子が「儒教」、老子が「道教」 - 日本
親鸞が「浄土真宗」、道元が「曹洞宗」
これら宗教は、ひとつの宗教の開祖となる天才がいて、その教えを引き継ぐ弟子がいることで普及しました。
ゆうすけ
しかも、それが「これを読んでも理解できないよ」という内容なので、そりゃもう難しかったです…。
まとめ
今回は、飲茶さんのコチラの本をもとに、東洋哲学について話しました。
誤解の内容に伝えておくと、飲茶さんのこの本はすごくわかりやすいんです。
原文のまま書かれてもチンプンカンプンなことを、例えを使って、わかりやすく、そして読みやすい言葉で解説してくれています。
「東洋哲学ってこんな流れで今があるんだなぁ」と全体像がこれ1冊で把握できたのはとてもよかったと思います。

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