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【感想】アミ小さな宇宙人|エンリケ・バリオス著|本当の理想郷とは?

【感想】アミ小さな宇宙人|エンリケ・バリオス著|本当の理想郷とは?

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どうも、こんにちは、ゆうすけです。

ゆうすけ

今回はエンリケ・バリオスさんが書かれた「アミ 小さな宇宙人」を読んだので感想を話したいと思います!

『アミ小さな宇宙人』

この本は、本書によると十一種類の言語に訳されているほど、世界中で読まれている本です。

ざっくりあらすじ

十歳の少年がアミという宇宙人と出会います。

アミは地球人がしていることや考えていることを客観的にみて「理想の世界とはなんなのか」を考えさせてくれます。

オフィル星

アミは宇宙船を使って、少年をオフィル星という星に連れて行ってくれるんですね。

その星というのは、先祖はもともと地球に住んでいた人たちなんです。

地球は数千年前に、今現在と同じような文明があったんだけど、科学の進歩が進み過ぎて自滅してしまった。

そのときに、限られた人たちだけが、オフィル星に移動して理想の世界に住んでいる、ということです。

この星に住んでいる人たちは、ひとつの法を知っていて実践している。

地球の人がこの法を知って、ただそれを実行するだけで、もう地球がほんとうの天国に生まれ変わるのにじゅうぶんなんだよ・・・

とアミは語っています。

理想の世界とは?

ゆうすけ

僕はこの本を読んで、オフィル星に住む世界とか考え方をみたときに、「本当にこの星の世界が理想なのか?」と疑問に思いました

例えば、オフィル星では「所有する」ということをあまり考えない。

売り買いはしなくて、必要なものがあったら、どんなものでも手に入る。

すべてのものがみんなのもので、必要な人が、必要なものを、必要なときに使う。

ゆうすけ

たしかに理想的だけど実際そんな世界が訪れたら..と考えるとなぜか恐ろしい

誰かが、この星で実践しているひとつの法を破っても、誰かが罰を与えるわけでもなければ刑務所もない。

その法を破ったら自分自身が苦しむことになり、自分で自分を罰することになる。

嫉妬もなければ

エゴもないし

争いも競争もない

そんな世界を本書では、「これこそが完璧な世界だ!」という風に書かれているわけではないです。

マイナスがあるからプラスがある

たしかに、オフィルの星では、争い・揉め事・テロ・自然破壊・戦争、そういったものはないかもしれない。

ゆうすけ

だけど、ないものがなく、必要なものが揃っているアミにとっては「所有する」ことをエゴイズムと捉えています

だから、少年が訴える自分だけのモノに湧く「愛着」という考えがアミには理解できないんですね。

ゆうすけ

また、オフィル星では競争がないから、他人と比べてどうこうというのではなく、自分自身と競争して打ち勝つべきであると考えています

誰かと競争するということは野蛮で、最終的には戦争とか破壊の原因になりかねないと言うのです。

だから、誰かに勝つ喜びとか、優勝者を褒め称えるということがない。

アミの言う通り、地球人は嫉妬・エゴ・間違った思考にも基づいて、戦争などの過ちを正当化する理論を作り上げてしまっているかもしれないけど、その反面得られることだってあるはずです。

「所有するエゴ」があるおかげで、好きな人が他の誰でもなく自分を選んでくれているという喜びがあるだろうし、モノとしては同じでもそこに思い出が詰まっていたら愛着が湧く。

「他人と比べる競争心」があることで、自分だけでは満たせない達成欲を満たすことができる。

ゆうすけ

言わば、オフィル星は「マイナスはないんだけどプラスもない」世界のように感じました

それは、僕が地球に住む人間として、常識で頭が固められていて頭でっかちになってるのかな?とか考えてしまいました。

最後に

ゆうすけ

実は、ここまでの記事の内容を考えるのに、本を読み返したり、他の人の感想レビューを読んだりして四苦八苦しています…

読み手によってだったり、読む時期によって学びや解釈が異なってくる本だ、というレビューもありました。

ゆうすけ

ちょっと僕には一発で心にストンと入るような内容ではありませんでした…。

そんな僕に向けて書いたかのように、本書のイントロダクションにはこんなことが書かれています。

たいていのおとなにとって、おそろしいことのほうが、すばらしいことよりも、ずっと信じやすいことだから、ほんのひとにぎりのおとなしぼくを理解しないだろう、とアミは言った。

理想の世界とは何なのか?考えるきっかけになると思います。

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ゆうすけ

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