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【まとめ】文学とは..??ジャンルは?古典の定義とは?純文学と大衆文学の違いって何?

【まとめ】文学とは..??ジャンルは?古典の定義とは?純文学と大衆文学の違いって何?

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ゆうすけ

どうも最近、近代文学にハマっている、ゆうすけです

「文学」という言葉、かなり広い意味を含んでいて、その全体像を把握している人は少ないと思います。

この記事は「文学全体を見渡せるように」作りました。

ゆうすけ

これから「文学作品」に触れる際に、その作品をおおまかにすみ分けできるようになるので、より鮮明に見えてきて、文学作品をより楽しめるんじゃないかなと思います!
本記事の内容
  • 「文学」という言葉の意味
  • 文学ってどんなジャンルがあるのか?
  • 古典から近代・現代への時代の変化
  • 純文学と大衆文学の違い

文学の意味

文学とは…

言語を表現の媒介とする芸術一般のこと

コトバンクより一部引用

と、あります。このままだとわかるようなわかならないような感じなので、重要なワード「芸術」という言葉の意味についても見ていきましょう。

芸術とは、

伝統的に文芸と美術とに分類される。文芸は言語や理論による表現技術で、美術は純粋な美の追求をより重視するものである。

コトバンクより一部引用

芸術って文芸と美術から成る言葉だったんですね。知りませんでした。

ゆうすけ

言語って当たり前に使ってるけど、どこからが文学なの?

たしかに、僕が今この瞬間に書いているこの文章も言語ですが、これは文学と呼べるのでしょうか?

それについては、文芸と美術を並べて考えてみると、わかりやすくなると思います。

絵の具をただ壁に適当に塗りたくったものは、芸術と呼べたものではないですよね。

ただ、同じ絵の具を使っても、芸術家の手にかかればアート作品が出来上がります。

これと同じように、僕の何気ないツイートは言語とはいえ、それだけだと、文芸(文学)と言えないのかもしれません。

言語という道具を使った創造的な作品であれば、文学なんです。

ちなみに・・・

今でこそ文字を使った文学が当たり前ですが、口から口へと語り伝えられる文学もあり、これを「口承文学」と言います。

こう考えると、誰かと会話している、それ自体も芸術的であれば、それは文学と呼べるのかもしれません。

文学のジャンル

ゆうすけ

「文学」と聞くと何を思い浮かべますか?

多くの人は小説を思い浮かべるのではないでしょうか?

ただ、さきほどおさらいした文学の意味からすると、文学が小説だけではないことに気がつきます。

文学とは…

言語を表現の媒介とする芸術一般のこと

文学のジャンルは様々。

  • 和歌や俳句などの「詩歌」
  • 演劇の台本「戯曲」
  • 体験や得た知識を思いのままに書いた「随筆」
  • 物事の価値・善悪・優劣などのを批評する「評論」
  • 虚構の物語を書いた「小説」

などが挙げられ、細かくみていくとまだまだあります。

つまり現代の僕らは、「文学=小説」というイメージがありますが、小説はあくまでも文学の形態のひとつ、ということになります。

ゆうすけ

これらを知っていると、学校の授業で習う有名な文学作品が何なのか、きちんとすみ分けできるんじゃないかなと思います!

例えば・・・

2019年5月から日本の元号となった令和の名前の元となった万葉集は、日本最古の「歌集」です。

清少納言の「枕草子」、鴨長明の「方丈記」、吉田兼好の「徒然草」は、日本三大随筆と呼ばれる有名な「随筆」です。

ちなみに、清少納言とともに平安時代を生きた、紫式部の「源氏物語」は、実話ではなく虚構の物語なので「小説」です。

ゆうすけ

この二人、セットで習いますが、文学のジャンルは違うんですね…。

古典から近代・現代への時代の変化

古典・近代・現代と分けられるとき、それはどこからどこまでのことを指すのか?有名な作品は何があるのか?について見ていきます。

古典文学|奈良時代~江戸時代

まずは、古典文学。その名前の通り、古くに作られた文学作品を指し、明確に「ココからこの時代!」というのはありませんが、一般的に「奈良時代から江戸時代」に作られた作品を指します。

現存する日本最古の歴史書である「古事記」が奈良時代のものなので、そこが出発点になります。

先ほど例にあげた、清少納言、鴨長明、吉田兼好、紫式部に加え、「奥の細道」という紀行文(旅行中の出来事、感想などを書いたもの)を書いた松尾芭蕉、「南総里見八犬伝」という小説を書いた滝沢馬琴、などがここにあたります。

ゆうすけ

このあたりは、歴史の教科書、古典の教科書で習うような人たちですね

近代文学|明治時代~戦前

次は近代文学。江戸時代の次、明治時代から、戦争が勃発していた1940年頃の戦前までに書かれた文学です。

明治時代では、「学問のすすめ」を書いた福沢諭吉などがいます。

またこの時代に、坪内逍遥(つぼうちしょうよう)という人物が「小説神髄(しょうせつしんずい)」という評論で、

小説で大切なことはまず人情を書くことで、世の中の様子などはその次だ

というように小説について主張したことで、日本の近代文学の誕生に大きく寄与したことで有名です。

それから、小説文化は発展し、森鴎外、夏目漱石、芥川龍之介、などの有名な小説家が生まれました。

ゆうすけ

このあたりになると、僕らでも原文を読めるくらい、現代の感覚に近い文学になりますね

このあたりは僕も書評記事&動画を作っているのでぜひ見てみてください!

現代文学|戦後~

そして、最後に現代文学。戦後から現代の文学です。

戦前と被る部分がありますが、太宰治や三島由紀夫、今を生きる作家さんがいます。

こうやって歴史を振り返ると、「文学=小説」というイメージは現代の感覚で、小説という形態が発展したのは、つい最近のことだとわかりますね。

純文学と大衆文学の違い

誰でも文字を読むことができる僕等は小説を、芸術性だけでなく娯楽として、エンターテインメントとして楽しんでいますよね。

はっきりと明確にすみ分けされているわけではありませんが、小説は「純文学」と「大衆文学」に分けられます。

  • 純文学:芸術性を重視
  • 大衆文学:娯楽性を大幅に導入

ゆうすけ

年に二回、芥川賞と直木賞の発表をニュースで見ますよね

これは、純文学を得意とした芥川龍之介、大衆文学を得意とした直木三十五(なおきさんじゅんご)、の名前をもじって、対象の期間で発行された本の中で、純文学・大衆文学それぞれ優れた作品を選出しているんです。

簡単に言っちゃえば

  • 芥川賞受賞作品:純文学
  • 直木賞受賞作品:大衆文学

ゆうすけ

気になる芥川賞受賞作品・直木賞受賞作品を、それぞれ読んでみると、純文学と大衆文学のその作風の違いがわかって面白いですよ!

まとめ

以上、ここまで文学について、おおまかにまとめました!お疲れさまです!

ひと言に「文学」と言っても、そこにはいろんな意味や、時代による移り変わりがあることがわかったと思います。

ゆうすけ

今回知った知識によって、より文学作品を楽むことができたら幸いです
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