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漫画で学ぶ倫理学!小学生でも読めるおすすめの入門書を三冊紹介

本を何百冊と読んできたのにもかかわらず、「倫理」と名のつく本を読んだことがない、ゆうすけです。

別に避けてきたってわけじゃないのですが、考えること自体好きなので、倫理について学んでみることにしました。でもでも、「倫理」ってクソ堅苦しいじゃないですか。なんか字面怖いし。

ってことで漫画から読み始めてみたら、めっちゃ面白かったので、おすすめ漫画を感想を交えて紹介していこうと思います。

おすすめ倫理漫画三選

ここは今から倫理です。

なんとも「倫理ってなんか怖い」って感覚を増長させるような表紙をしていますが、中身はけっこうユーモアも混じってて、読んでいて時々「クスッと」笑いながら読みました。

最近(2021年1月)、実写化もされましたね。個人的にこういう語りメインのメッセージ性強い物語は漫画で読みたい派です。心にガツンと来るので。

 

物語はいたってシンプルで、高校生に対して先生が倫理を説く。それだけ。

ただ、その高校生たちのキャラがかなーーり尖ってるんですよねw。例えば、性同一性障害とか、リストカットとか、クスリ売買に関わっちゃうとか。

そういう誰もが通る「悩み」「葛藤」「心の闇」みたいなものがわかりやすく描かれているから「うわぁ、この子の悩み、わかるわ~」となることがあります。

個人的には2巻の「普通の人間」というエピソードは胸が痛かったです・・・(先生の言葉やリアクションが意外だった)。

 

こういう本を読んでいるとつくづく「人間って悩む生き物だな~~~~」と思わされます。

僕は自分のガリガリな体型がコンプレックスだし、もっとお金持ちになりたいし、チヤホヤされたいし、、、現状に満足できなくて悩むことばかり。

自分だけのことですら悩むのに、友達が酷い目に遭ってるとか、「ペット文化って倫理的にどうなん?」とか、自分とは関係なことまで考えてみたり。

でも、だからこそ、先人たちはその悩みまくるところ、考えすぎてしまうところに人間らしさを見出してきたんじゃないかと思います。

悩むことってそりゃ嫌なことだけど、でもそれが人間の良いところだよねって。

 

過去の哲学者の言葉を持ち出して、先生が倫理について教えてくれるので、倫理学をエンタメとして触れるにはいいのかなと。僕自身、もっともっと倫理について、哲学者の言葉や考えを知りたいって思いましたもん。

あと、個人的にですがこういうダークなタッチの絵が好きですw

マンガで学ぶ生命倫理

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『ここは今から倫理です。』は面白いですが、倫理を学ぶのにはやっぱり不十分。

こっちは、漫画少なめで、解説で詳細を補ってくれます。本書が扱うテーマは例えば・・・

  • 産む赤ちゃんの性別を医療技術で選択できるとしたら、それはいいこと?
  • 中絶は人殺し?
  • 安楽死はアリ?

タイトルにもある通り「生命」の倫理について考えさせられます。※決して生命倫理の答えが書いてある本ではありません。本書をきっかけに考えてみようね☆って本です。

個人的に中絶の倫理について、海外の考え方を少しでも知れたことがよかったです。「お腹の中にいたって命なんだから中絶は人〇しだろ」ときっぱりと決めつけちゃダメで、広い視野で考えなくちゃいけないなって思いました。

マンガで学ぶ動物倫理

こちらはさきほどの「動物倫理」バージョン。どちらもAmazonの評価高いです。このシリーズは、入門を意識して巻末に「もっと知りたい人のためのブックガイド」が書かれているのがグッドです。次に読む本選びの参考になります。

  • 殺処分と去勢
  • 化粧品の動物実験
  • 動物園

「生命倫理」については、扱うテーマが「生」と「死」についてで、普段から身近にある問題ではなかったのですが(安楽死とかいずれは考える時がくるかもしれませんが、今のところ身近じゃないように)、

「動物倫理」に関してはペットや動物園、そして僕らが食べている牛豚鳥など、身近すぎる倫理で読んでいて考えることが多かったです。

 

ペットを可愛がる行為にどこか後ろめたさを感じるんですよね。

毎日お肉食べてるのに、牛とペットって何が違うんだろう、、、ゴキブリに関しては人間から見て「気持ち悪い」ってだけでヤるやんって。人間って勝手な生きものやんって。

さっきも書きましたが、これに関して本を読んで正解が見つかるわけじゃないけど、視野は広がったなと思います。

 

テーマひとつひとつちゃんと考えて言語化したら、めちゃくちゃ長くなるし体力持たないので、僕の紹介はここまで。

気になった人はぜひ読んでみてください。