ゆうすけ
生きる意味を考える、なんていうと哲学チックな深い話になりそうだけど、「生きる意味って特にないよねー」ってのが僕の結論。
昔から人生において意味とか意義とか使命とかそういうのはないよなって思ってた。
僕は音楽が好きでめちゃくちゃいろんな曲を聴いてきて、たくさんの歌詞に触れてきた。
超有名アーティストでさえ「生きる意味なくね?」的なことをおっしゃっている(と思う)ので「やっぱそっかぁ」と思えた。
しかも、それは僕のような一般人だけじゃなくて、歴史に名を残してきた偉人にも共通していえることだと思う。
今回は、そんな「生きる意味って特にないよね」と思える小話をしようと思う。
これを読むと、人生が楽になる。かもヨ☆
生きる意味は特にないと思える小話
僕らは「命のサイクル」にいる

SEKAI NO OWARI
「子孫をのこし繁殖する」
これが僕が産まれた「理由」で僕も「命のサイクル」の中の一つでしかない
それなのに僕は喜んで、怒って、楽しんで、悲しんで。死んでいく
「人類」が死なない為に僕は産まれたの?
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僕はいつか自分も「意味など存在しない」
大きなサイクルの中にいると解るんだろう
SEKAI NO OWARI“生物学的幻想曲”より
これは、僕が好きなアーティストSEKAI NO OWARIのアルバム「ENTERTAINMENT」の9曲目に収録されている“生物学的幻想曲”の歌詞の一部です。
セカオワってファンタジーとリアリティーを組み合わせたような曲を作るなぁっていつも思う。
曲調はポップだったり、幻想的だったりするんだけど、歌詞は世の中のリアルを切り取ってるようなそんな感じ。
で、この“生物学的幻想曲”という曲は「産まれた意味など存在しない」という生きる意味のリアルを綴った歌詞だと思う。
ただ僕らはながーーい歴史における命のサイクルの中のひとつでしかないんだろうね。
つじつま合わせに生まれた僕等

amazarashi
死刑になった犯罪者も
聖者を振りかざした悪人も
罪深い君も僕も
いつか土に還った時
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その上に花が咲くなら
それだけで報われる世界
そこで人が愛し合うなら
それだけで価値のある世界
amazarashi“つじつま合わせに生まれた僕等”より
これは、amazarahiのアルバム「0.6」の2曲目に収録されている“つじつま合わせに生まれた僕等”という曲です。
amazarashiはシングル曲になっているような有名な曲が全部好きです。
そして、特に好きなのがこの“つじつま合わせに生まれた僕等”という曲。
5分半ほどある少し長めの曲なんですけど、
その上に花が咲くなら
それだけで報われる世界
そこで人が愛し合うなら
それだけで価値のある世界
この最後の歌詞が痺れます。
世界はいろんな「人」や「モノ」の繋がりでできていて、
それぞれが繋がるために僕等はつじつまを合わせるために生まれた。
このろくでもない世界で、僕たちが生きる価値の表現が素敵だなぁと思いました。
偉人がいなくても違う世界があるだけ
ここまで、生きている意味は
「命のサイクルにいるだけ」
「つじつま合わせに生まれた」
って言ったけど、
「それはあなたが何者でもないからじゃない?」と思うかもしれない。
歴史に名を残してきた偉人に「あなたに生きている意味なんてないよ」なんて言ったらぶん殴られそう。
たしかに、エジソンがいてくれたおかげで僕等は夜更かしができるようになったし、
スティーブジョブズがいたから携帯は劇的に便利になった。
僕たちは彼らがいてくれたから超便利な今を生きられている。
でもでもでもでも、、
仮に彼らがいなくたって「いなかったなりの世界」があっただけだよね。
そうならそうで、たぶん「今って超便利だよね」って感じてると思う。
だって、便利!って思うのは過去と比べてるから。
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そう感じた物語をひとつ紹介する。
星新一さんといえば短編小説の有名人。
彼の短編の中に“ある研究”という物語があって、僕はその話が好きだ。
ーーネタバレ注意ーー
ざっくり概要を説明すると、
男が“ある研究”をしていた。
それは何の役に立つのかわからない。
だけど、成功したら世界を変えることができるかもしれない。
そう思って研究を続けるんだけども、周りの人からは呆れられて、とうとう研究を断念する。
「火を作れるのは、神か悪魔だけに許された仕事なのかもしれない。
あるいは、作ってみたところで、なんの役にも立たないかもしれない。
また、たしかに危険なことでもある。
だけど、本当に作れたとしたら、どんなにすばらしいことだろうな….」
男はつぶやきながら、そばの川に投げ込んだ。
棒や板は、水に乗って流れ去っていった。
人類が火を所有するには、かくして、また何万年かの時間を待たねばならなかった。
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ある超有名科学者がいなくたって、時間は流れるし人は生きてく。
ただそれだけなんだと思う。
まとめ
以上、「生きる意味って特にないよね」って感じる小話を紹介しました。
そんな僕は、お金も特別なスキルもないのに会社を退職しました。
そんな僕でもクラウドソーシングを使って生きていけるだけのお金を稼いで、細々と生活してます。
「仕事に追われすぎてツライ」とか「悩みごとに潰される」とか、、、人生って有限だからそういう時間はもったいもん。
はたから見たら「将来はどうするんだ」とか「楽をせずにちゃんと働け」って思うかもしれないけど、
生きることに対してけっこう軽く考えているので「なんとかなるっしょ」と思ってます。
悩みごとなんて挙げたらキリがないほどいっぱいあるけど、そういう「なんとかなるっしょ精神」の背景には「生きる意味って特にないよね」がある。
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嫌だからやめる。
やりたいからする。
こんくらいシンプルになったらいいのにな、と思う。
こういうこと考えてる人間がいるってわかっただけでも、これを読んでくれているあなたの心の重荷が少しでもおりたらいいなと思ってこんな記事を書きました。