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もしも世界の法律がなかったら?木山泰嗣 著|日本人として最低限知っておきたい法律の話

もしも世界の法律がなかったら?木山泰嗣 著|日本人として最低限知っておきたい法律の話

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ゆうすけ

どうも、「国語」「社会」が苦手科目のゆうすけです

今回ご紹介する学びは「法律」についてです。

コチラの「もしも世界に法律がなかったら」という本をもとにご紹介します。

本の基本情報

  • 木山安泰 著
  • 302ページ
  • 税法研究者
  • 弁護士
  • 青学法学部教授
  • 単著の合計は本書で53冊

タイトルにある通り、コチラの本は世の中に法律がなかったら、

  • どんな世界になっているのか?
  • どんな困ることがあるのか?

という視点から、最低限知っておきたい法律の話が書かれています。

~表紙帯より~

法律の学習意欲・効果が高まる超入門書

法律は「むずかしそう」「身近に感じられない」などと思われている多くの方々に

「法律の基本」を学ぶきっかけになってほしいー。

中学生の方でも楽しめるような物語を紡ぎました。

まさにバカな僕でもわかるよう優し~く書かれていました!

もしも世界の法律がなかったら?

六法

法律と一言で言っても、もう少しだけ細分化すると6つに大きく分類されます。

それは「憲法」「民法」「刑法」「商法」「民事訴訟法」「刑事訴訟法」で、この6つをまとめて六法といいます。

六法の概要

  • 憲法:国の大黒柱のようなもの
  • 民法:市民の生活に関する法律
  • 刑法:犯罪と刑罰に関する法律
  • 商法:商売人や企業に適用される法律
  • 民事訴訟法:個人間のトラブルを訴訟することで裁判所で解決する際の法律
  • 刑事訴訟法:犯罪を犯した者へ刑罰を与えるための手順を決めた法律

各法律の役割を「その法律がなかったとき、どうなるか」という観点で列挙していきます。

憲法がない世界では…

  • 職業を自由に選べない
  • 自由に引越しができない
  • 自由に表現ができない
民法がない世界では…

  • 中学生でも結婚ができてしまう
  • 借金を返さないことが許される
  • 売買の誓約書がうやむやにされてしまう
刑法がない世界では…

  • 痴漢にあった手をはたいたら暴行犯
  • 犯罪者の娘も犯罪者?
  • 意見を発表すると犯罪
商法がない世界では…

  • 会社の役員が配当を自由に決定
  • 株主を株主総会に呼ばない
  • ボーナスが出ない
民事訴訟法がない世界では…

  • 裁判官が勝手な判断をする
  • 資格がない人間が勝手に弁護士を務める
  • 控訴・上告できない
刑事訴訟法がない世界では…

  • 裁判官が勝手な判断をする
  • 逮捕状なしに人が逮捕される
  • お金で罪人を刑務所から釈放することができる

ゆうすけ

もう…めちゃくちゃですね…

日本人として最低限知っておきたい法律の話

みなさん、

法律についてどれくらい知っていますか?

ゆうすけ

正直、僕は恥ずかしながら、例えばここで「法律」をテーマに、3分間スピーチをしてください、と言われても困ってしまいます…。

僕と同じように「学校の授業で習ったけど、正直よくわからない」という人が多いのではないでしょうか(決めつけ)。

ただ法律について知らないことが多いのは、仕方のないことのように思います。

それは法律が「人のモノを盗んではいけない」というような、当たり前のことが書かれているからです。

「○○は自由だよね。□□はダメだよね」

とみんなが道徳的に、当たり前のこととして思っていることが厳格に書かれているのが法律です。

ざっくり言うと、憲法は「表現の自由」「職業選択の自由」「奴隷的拘束からの自由」など、人間らしい生活を送ることができることを保障する権利のこと。

その他5つは、その自由の中で「●●はやちゃダメ。その行為をしたときは■■という罰があるよー」というルールを記したものです。

例えば...

「表現の自由がある(憲法)とはいえ、他人を傷つけるような名誉棄損にあたるような発言はだめだよー」ということです。

本の概要

僕がこの本のいいと思った点は、

当たり前にあるものの大切さは失ってはじめて気付く、という観点から、法律に関して解説してくれている点です。

ゆうすけ

これ、めちゃくちゃわかりやすい説明の方法だと感じました

僕等は当たり前のように

好きな職業を目指せるし、好きな場所に住める。

悪いことをした人が裁かれることによって、安心した生活を送ることができる。

やってはいけないことが定められているおかげでで、やっていいこととダメなことの判断ができます。

これらは法律によって定められているおかげです。

そんな、当たり前がないとどうなるのか?

コチラの本を通して、疑似体験することで、法律があることのありがたみを知れると思います。

もちろん...

法律について詳しくなる必要があるわけではありません。わからないことは、法律の専門家に任せればいいだけ。

ただ、自分が暮らす国の超基本的なルールくらいは押さえておきたいものです。

この本をおすすめしたい人
  • 法律についてマジで何もわからん!という人
  • 専門性よりも読みやすさ重視したい人

ゆうすけ

ストーリー形式で超わかりやすく書かれているので、まさに「超入門書」といった感じです

まとめ

法律って我々の生活にとって、なくてはならないものですが、「じゃあ、何が書いてあるの?」と聞かれたら困っちゃいます。

それもそのはずで、道徳的に人のモノを盗んじゃいけないことは知っているし、生まれたときから人権があることは誰もが知っているから。

法律ってむずかしそうだし、わからないことは専門家に聞けばいい。この考えは、間違ってないとは思います。

ただ、ゲームをプレイするときは、まずは、ルールを知るとか上手に操作できるようになるとか、そういうことから始めますよね。

ゆうすけ

人生というゲームをここ日本でやるなら、法律という最低限のルールくらい知っておきたいものです