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多様化する社会でどう生きるか|創造的脱力のすすめ|若新雄純

多様化する社会でどう生きるか|創造的脱力のすすめ|若新雄純

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生き方が多様化するこれからの社会で

必要なのは「脱力」

ゆうすけ

どうも、最近脱力しまくっている、ゆうすけです

今回ご紹介する学びは「多様化する生き方」についてです。

コチラの本をもとにご紹介します。

著者の基本情報

  • 若新雄純(わかしん ゆうじゅん)さん
  • 慶応義塾大学特任助教
  • 株式会社NewYouth代表取締役

多様化する生き方とは?

ゆうすけ

生き方が多様化するってどういうこと?

これについて、歴史や若新さんの活動事例から考えていきます。

創造的破壊→創造的脱力

「創造的破壊」という言葉をご存知でしょうか?

これは、経済学者のヨーゼフ・シュンペーターが提唱した考えで、

“社会が発展を続け、新しい方法が生み出される際には、古い非効率な方法や現実は駆逐、破壊されながら新陳代謝されていく”という考えです。

情報が飛び交う変化の激しい現代…

豊かさを手に入れ、ある程度成熟した日本…

現代において必要なことを、若新さんはこう語っています。

全く新しい変革をもたらすような、過去のものを破壊するような「新しい答え」を探すのは、もうやめた方がいいと思っている。

それよりも硬直したシステムや複雑な人間関係を「ゆるめる」という脱力的なアプローチが大切。

これはつまり、正解に対して一直線に向かっていくアプローチよりも、

その先に何があるかわからないけど、とりあえずやってみよう

やりながら、ちょっとずつ良くしていけばいいじゃないか

という適度な脱力感が「白か黒か」「成功か失敗か」という緊張感を遠ざけ、すぐには結果の見えない実験的なプロジェクトに、粘り強さをもたらしてくれる、ということです。

創造的脱力

若新さんの「脱力的アプローチ」例

本著では、若新が実際に行った「脱力的アプローチ」の事例がいくつか書かれています。代表的な事例をご紹介します。

  • 週休4日・月収15万円の「ゆるい就職」
  • JKが主役の、ゆるいまちづくり
  • ニートだけの、ゆるすぎる会社

休4日・月収15万のゆるい就職

これは、いまや当たり前となっている「正社員になって、週に5日働いて、土日の2日間は休む」、という「普通」とされている働き方を疑ったアプローチです。

「生活に必要な最低限のお金だけ稼いで、あとは自由な時間を楽しむ」という働き方の選択肢があっていもいいよね、ということです。

これは当然、全ての人がそういったゆるい働き方をすればいい、というわけではありません。あくまでも実験的アプローチ。

JKが主役の、ゆるいまちづくり

JK課

これは、市役所に女子高生だけで構成される『JK課』を発足したものです。

まちづくりをするためには、偉い大人たちだけで集まって議論をしていても活動が閉鎖的になっていく。であれば、いろいろな人を巻き込む必要があると考えました。

そこで、女子高生という「市役所や公共活動からは最も遠い存在でありながら、いつの時代も地域や社会に文化的な影響を与えてしまう、大人でも子供でもないような存在」で構成される課を作ってしまおう、というアプローチです。

ートだけの、ゆるすぎる会社

これは、社員全員ニート、しかもみんなが取締役を務める、完全ニート主体の会社の立ち上げのことです。

この活動は決して、若新さんが「ニートを救いたい」という思いのもと走り出した活動ではありません。

これも、あくまで脱力的実験。

ニートとひとくくりにしても、その実は様々な考えを持つ若者たちで、ニート主体の会社を作ったらどんなことが起きるのか、また、そこから自分のやりたいことや、新たな発見があればいいよね。

という、ゆるいアプローチです。

ゆうすけ

それぞれの、詳しい内容や、その活動の結果、どのようなことが起きたのかは本著でご確認ください

多様化する社会でどう生きるか?

「人生ってこう生きられたらいいよね」と正解がひとつに絞られるのではなく、ひとりひとりに正解があり、それが実現できる社会が来る。生き方が多様化するというのは、白黒はっきりさせるのではなくグラデーションを作るということです。

ゆうすけ

「好きなことで生きていく」という言葉が一昔前に流行りましたよね

今の若い世代の人たちは

  • 好きなことで生きていくにはどうすればいいのだろう?
  • 自分は将来何になりたいんだろう?
  • そもそも自分の好きなことってなんだろう?

と自分探しをしている人が多いように思います。

ゆうすけ

僕もそのうちのひとりです…。

戦後の70年、日本人の多くは、貧しさから抜け出し、物質的な豊かさを手に入れるという唯一無二の正解がありました。

ひとりひとりが好きなことを仕事にして

好きなことで生きていく

言葉づらは素晴らしいですが、それは正解のない問いに向かい続けるということです。

今はとても便利な時代でスマホひとつあれば、誰でも個人で仕事をすることができます。

僕は会社を退職してフリーランスとして働いていますが、おそらく僕が5年前に生まれた人間だったら、会社に勤め続けていたと思います。

退職したことが正解だったのか、こうやってブログで情報発信していることも正解かどうかなんてわかりません。

ただ、世の中に対して思うのは「こういう生き方があってもいいよね」というゆるさ・脱力があってもいいんじゃないかと思います。

この本を読めば、一発解決!というわけではもちろんありませんが、そんな正解のない問いに対するヒントが得られると思います。

まとめ

おさらいすると、紹介したコチラの本は、

  • 人生ゆるくいきたい人(無力ではないヨ)
  • ゆるぎる就職・JK課・ニートだけの会社の活動に興味がある人

におすすめしたい一冊です。

ちなみに本だけでなく、若新さんのTEDxトークはめちゃくちゃ面白いのでおすすめです!

ゆうすけ

自分だけの「正解」をみつけましょう!