クリエイターが生み出した価値に対して、対価がきちんと支払われるべきですよね。
でも、クリエイターにお金が回らない瞬間ができてしまってるのが現状。
例えば
- 漫画だったら漫画村
- 音楽だったら違法ダウンロード
- 本だったら古本・図書館
法に触れる場合は論外ですが、本に関しては合法で古本屋や図書館があるので、正解があるわけではないですが、これについて考えたいと思います。
読み終わった本を友達にプレゼントするのはダメ?
以前、こんな動画を配信しました。内容を要約すると、
Twitterとかで読み終わった本をランダムでプレゼントする「本のプレゼント企画」やってる人いるよね。
あれ、受け取った人はタダで本が読めちゃうから、著者さんや出版社にお金が回らないからダメじゃね?
電子書籍だってコピペして、誰かのパソコンに送信したらダメじゃん。
「本のプレゼント」ってそれとやってること一緒じゃね???
僕が有料記事を出して「コピペされて誰かに渡されたら嫌だなぁ…」と思ったことがきっかけでした。
ゆうすけ
古本を買うのはダメ?
で、上の動画を公開したところ、こんなコメントを頂きました。
これを読んだときの感想
やべ、おれ、中古本買ってるわ・・・
はい。偉そうに「著者の利益を無視したプレゼント企画ってどうなん?」と語っておきながら、自分も著者さんにお金が回らないような、本の買い方をしていました…。
僕はAmazonで、「中古が安くなっていたら、そっちを買う」「たいして値段が変わらないのであれば新品」というスタンスでした。
もちろん、「中古本を買うこと=悪」だなんて1ミリも思いませんが、にしてもクリエイターが対価を得られないということにも抵抗感があります。
【中古 著者 利益】
で検索してみると、イケダハヤトさんのコチラの記事が見つかりました。
これに対するイケダハヤトさんの考えを抜粋すると、
まず、古本の購入は、間違いなく著者の利益になります。
シンプルな話で、古本を読んで気に入ってもらえれば、僕の場合はそこからブログを読んでくれるようになったり、また、次の書籍を新品で買ってくれる可能性も高まります。古本は「お試し」くらいの感覚ですね。
ゆうすけ
そしてこんなことも。
そもそも、本当にいい本は、古本でも値下がりすることがありません。
ゆうすけ
これは僕の「中古と値段が変わらないのであれば新品を買う」が当てはまることになります。
イケダハヤトさんは著者目線で、「中古本で買って全然OK!新品で買ってくれたらそりゃ嬉しいけどね」というスタンスのようです。
こう考えると中古本は、著者さんのメリットとなっているようですが、それぞれ著者さんの意見によるところがあるのだと思います。
まぁ、ブ○クオフなどの古本屋が営業していることを考えると、イケダハヤトさんの「中古本OK」というスタンスの方が多い証拠なのかな?とも考えたりしました。
図書館で本を借りるのはダメ?
そして、こんなコメントも。
これを読んだときの感想
Oh…たしかに図書館も…
僕は本当にお金がないときは、図書館に行って本を借りてました。今でも、図書館にあるのであれば借りて、タダで読みたいと思っています。
【図書館 著者 利益】
で、またまた調べてみた。するとコチラの研究結果を見つけました。
>>公共図書館における書籍の貸し出しが売上に与える影響について
タイトルにある通り「図書館って売上にどう影響するの?」を数値で定量的に示してくれている論文です!
結論を引用すると
分析結果から、図書館による書籍の貸出は、売上に対して、正の影響を与えていることが実証された。
この結果を踏まえれば、貸出を減少させるような行為は、却って売上を減少させることになるため、著作者にとっても不本意な結果をもたらすことになるだろう。
ゆうすけ
売上が増加する理由と減少する理由を、天秤にかけたとき、増加する方向に傾くということですね。
これは、気兼ねなく図書館(や中古本)で本が読めるので嬉しい結果です。笑
僕なりの結論
以上のことを踏まえたうえでの僕なりの今の結論は
できるだけ新品で買う
ですっ!!
なんともぼんやりとした結論ですが、ベストなようにも思います。笑
こうやっていろいろと調べてみると「プレゼント企画は著者の利益にならないから、ダメ!」というのは、いかに短絡的な発想だったかを知ることができました。
僕はブログで書評記事を書いたり、YouTubeで書評動画を出したりと、「本」に依存したコンテンツばかり出しているので、誰か(主に著者さん)の不利益になるような発信はもちろん控えたいと思っています。
ゆうすけ