文学YouTuberベルさんがおすすめした本95冊まとめ

自分が読んでいる状況と気持ちが凄くマッチしていて、悲惨さとか、危機とか、心理的追求に脳天ぶち抜かれました。

少女の持て余す若さと、何者にもなれない焦り。その傍らにいる達観した小学生のバランスが見事でした。やっぱり綿矢りささんが好きだと思った作品です。

自堕落な学生生活に呆れ笑いをしながらも、ユーモアたっぷりな文章に魅了されました。なんで今まで読まなかったんだって後悔するほど、好きが詰まった作品でした。

少女文学もたくさん出てきますので、好きな人にはたまりません。現代版『赤毛のアン』でしょう。

中二病っぽいグチの中に、なぜか引きこまれるような魅力があって、読後の達成感も半端なかったですね。

あっと言わせるトリックはもちろん、不思議の国のアリスのヘンテコ感、ダークで大人向けの感じがたまりませんでした。

想像豊かな考察と、キレッキレの文章が特徴で、色調の淡い挿絵も素敵で見事にハマりました。

「うわぁ、こういう奴いるいる～」とビジネスマンにはわかりみの深い現代に切り込む描写が秀逸。

女性の習性や日常の中の狂気を味わいながら、不思議な読後感を迎えました。唯一無二の作風。

見事な社会派青春ミステリー。

さすが武田さん。みずみずしい文章に胸がときめきます。新学期、夏に読んで欲しい小説です。

元祖「不気味な女」。現代でも影響を与える作品ですので、一読しておく価値あり。

心が癒される一冊です。

フランスで100万部突破のフェミニズム小説。

ピアノのコンクールに挑む4人の天才たちの葛藤、成長をドキドキしながら見守ります。

親の間をリレーしている女子高生の過去と今を巡る温かな物語。

大きなスケールの中で、芸術的な文章に触れました。

「仲間・ライバル・産みの苦しみ」女の生き様、まるで熱血漫画。

コツコツと思考を進めていく過程が面白く後味もよかった。

美術学部・音楽学部のリアルに「へぇ」と驚き、そのユニークさに思わずクスリとなりました。

書くことへの向き合い方が書かれている本。私はこれを読んでから、「書く＝調べること」だなと気づきまして、書評動画の原稿を書くにしても準備、姿勢、というものが変わっていきました。

YouTuberってまさにファンベースの考え方なんじゃないかな、なんて思いました。マーケティングに関わる方は必読の書ではないでしょうか。

なにかと嫌なニュースが飛び込んできますけれども、そのネガティブな思い込みを乗り越えて、正しく見て見ると「世界は良くなっているんだと」目から鱗状態でした。

若者の共感を得る内容だけれど初心者に媚びず、恋愛に傾かないところが個人的に好みです。読みやすく芸術的という黄金バランス。

「だから女って面倒くさい…」って静観していると、急に自分に当てはまる部分がでてきてゾワっとするんですよ。飽きさせないストーリーはまるでジェットコースターに乗っているかのようでした！

人は生まれながらにして平等なのか？愛に過去は必要なのか？哲学的に考えるとともに、その芸術的な言い回しに気持ちよく酔いました。

芥川賞ってこういうことなんだね！「普通って何？」ということをテーマにしてる作品って読んだ中でも結構あったんですけども、これは群を抜いていました。

東野圭吾は裏切らない！タイムトラベルと冒険心と昭和レトロが最高の感動を生み出していきます。

前半までのメルヘン貴族的な描写の先に、大大大どんでん返し！！！このやられっぷりは過去最大！

淡くて、優しくて、ほろ苦い、まさにチョコレート小説です。小説というか楽譜をなぞっているような感覚になります。小中学生におすすめ。

ライトノベルジブリという感じですね。ほんわかノスタルジーを素朴な声優でアニメ化してほしいと思う作品です。若い女性におすすめ。

次々に起こる珍事件がすべて一夜の出来事というのがなんとも幻想的。見どころはやっぱり癖の強いキャラ。10-20代の男性におすすめ。

定義できない関係性があって、みんなが認めるような恋愛じゃなくて、でもそれも「愛」だよ「恋」だよと、思えます。特殊な恋愛をしている方や、変った恋愛小説を読みたい方におすすめ。

見え隠れするタブーに好奇心がそそられ、端正な文章のなかに艶やかさがあります。ゆっくり落ち着いて読みたい、そして密やかな誘惑に負けて溶けてしまいたい、アラサー・アラフォーにおすすめ。

「ファンタジーと異能力とホラー」が混ざり合ったような奇抜なアイデアが多くて面白いです。

青春の一言では終わらせられないような、言い表せられないような、だけど高校生でした起きえない心の動き、これが作者の武田さんの瑞々しい文章で描かれているんですよね。

純文学入門としてオススメしたいのが『蹴りたい背中』。一言で表すならば「裏の青春」かな。

この本は中学生が書いているんです。等身大で書かれてるところが良い。

そもそも働くって何？とか、そのお金の流れってどうなってるの？貧富の格差って何で広がるの？資本主義ってそもそも何？お金に関する基本的なことをわかりやすく説明してくれます。

鏡の世界に行くファンタジーなお話だけど、ミステリーの要素もある。

面白い角度で出題されているというのもあるし、答えの後にその動物の説明も書いてあるので、いきもの博士になりたい人には、ぜひ読んで欲しい本です。

作者の星新一さんは「ショートショートの神様」と言われているので、この機会にショートショートデビューしてみましょう。

私は最後のページの「生きてるって、なんか、すごい」という言葉が好きなんですよね。生きてるってなんかすごいことなんだなって思えます。

色褪せぬロングセラー小説。得るもの失うもの、生けるもの死ぬるもの、最後の彼らの会話における成長は感動を呼びます。

悲しくも麗らかな愛の物語。記憶をテーマに人間の人間たる由縁を考えさせられる作品です。

感動の結末に修行成果を見届けよ。

スタディサプリで古文漢文講師を担当している岡本さんが書かれています。どうりで初心者を振り向かせるのが上手なわけだ。

章の始めに漫画でざっくり歴史が追えるのも魅力ですね。

ワニ、キリン、クジラ、フクロウ、誰もが知っている動物の構造が忠実に擬人化されているんです。これだけ次の動物が楽しみになった動物図鑑はないですね。

恋愛がテーマの都々逸。

人間の固執というのは、YouTubeのコメントを見るだけでも散見されますけれども、これを読めば考え方が変わるかも？エグめ怖めOKな方、からだの静かなる復讐を見届けよ。

ラスト一行に衝撃が走る！

「価値観」というものについて考えました。