最近、歯列矯正を始めて、ふと思ったことを書こうかと。僕は矯正専門のところに通っているので、待合室で待機してる人って100%の割合で矯正目的です。
んで、今日も今日とて矯正歯科に行ってきたわけですけど、まわり見渡すと女性ばかりだったんですよね。
男性に比べて女性の方が圧倒的に美意識は高いだろうから、「男性よりも女性の方が歯列矯正する人が多い」というのは想像に難くないことなのですが、まぁ普段生活していてそんなこと考えることもないので、自分が矯正歯科に通ってみてようやく気づきました。
んで、待合室で待ってる間にいろいろ考えてたら「ん??女の人って人生ハードモードなのでは??」と思い巡らしたことがあったのでまとめてみました。
客観的事実をメインに自分の意見も書いていくので、気を悪くする方(特に女性)いたら申し訳ないです。
お金編
歯列矯正の予算、だいたい100万円
おそらく一番一般的な矯正方法が、下から2番目の「ワイヤー矯正:表側」なので、料金相場は「60~110万円」になります。でも見た目を気にして「ワイヤー矯正:裏側」を選ぶ女性も多そうなので、女性に絞るともっと相場は高くなるかもしれません。
僕が通ってる矯正歯科は、肌感覚的に9割くらい女性な気がするのですが、20代のデータだと女性74%だそうです。やっぱり女性の方が全然多いですね。
全身脱毛の平均相場、20万円
- 脱毛サロンに通ったことがある・・・(女性:51.3% 男性:13.4%)
- 脱毛サロンに通ったことがない・・・(女性:48.7% 男性:86.6%)
脱毛についても、男性でも全然脱毛するイメージですが、データで見るとこちらも女性の方が圧倒的に多いですね。全身脱毛しようとすると、20万円ほどかかる相場感なので、こちらもけっこう大きな出費。
矯正しかり脱毛しかり、一瞬で終わるものではなくて、定期的に通って、なおかつ結構痛い思いもしないといけないですからね、、、。時間・お金・苦痛ぜんぶセットで耐えないといけないのも辛いところです。
日々の美容代、月1万円
女性が美容にかけるお金は、ざっくり月1万円ほど。矯正みたいに「100万円!」みたいなインパクトはないとはいえ、長期的に見たら実際にはここが一番お金かかってますよね。月1万ってことは10年で120万ですし。
ファッションに関しても、女性の服飾費平均は7,882円、男性の服飾費平均は6,981円(【男女別】1カ月の洋服代ランキング 女性平均7882円 男性は?)だそうなので、服代も含めるとやっぱり女性の方がお金をかけていることがわかります。
なのに、女性の平均年収は低い

国税庁「民間給与実態統計調査」
- 男性平均給与:532万円
- 女性平均給与:293万円
これはジェンダーギャップとして社会問題として問題視されていることですが、男女ではあきらかに給与の差があります。グラフをみたらその差は歴然、40-50代ではざっくり倍くらいの差があります。
ここまで女性のほうがお金がかかるよね、というニュアンスでまとめてきたわけですが、矯正にしろ脱毛にしろ、必ず必要なお金というわけではありません。やりたい人がやってて、男女比を見てみたら女性の方が多かったというだけです。
男女で平均給与の差が顕著でないのであれば「女の人だって、やりたくてやってるんでしょ?」と言われてもしょうがなさそうですが、、、「女性の方がお金がかかってる “なのに” 給与は低い」というのは、やっぱり可哀想じゃない?と思ってしまいます。
あとこのツイート。
女性が自分の顔にコンプレックス持ちがちなの、シンプルに「自分の顔と向き合い続ける時間が長いから」だと思うのよね。化粧のせい。おれはじぶんの顔を美しいと思ったことないけど、そもそもそんなに目にするものじゃないから針ブッ刺して形を変えようなんて思わないが、毎朝毎晩みるなら気にするかも
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) February 28, 2022
なるほどなぁと思いました。高校生までは「化粧NG」なのに、社会人になったら「マナーとして化粧するべき」になるから、必然的に自分の顔と向き合う時間が長くなりますよね。
そう考えると「マナーとして化粧するべき」という文化が「矯正したい」「脱毛したい」「おしゃれしたい」というモチベーションに繋がってるんだとしたら「(矯正にしろ、脱毛にしろ)やりたい人がやってる」としてしまうのは、ちょっと乱暴な片付けかたかと思います。
性被害リスク編
濃い青色のほうが「実際に被害にあった割合」です。ピックアップしてまとめるとこんな感じ。
- 痴漢:22.5%
- ストーカー:10.5%
- 盗撮:5%
- 路上での強盗:16.5%
- 強制わいせつ:2.0%
男性でも痴漢被害に遭う人もいます。ですがやはり数で言えば、女性の方が圧倒的なのは言うまでもないです。
男子高生の2.5%、男子大学生の6.4%が被害に遭っているという調査結果(※)もあります。6.4%ということは、約15人に1人。Facebookで男性の友達が50人いるなら、3人は被害経験がある確率です。
さきほどのお金の話のついでではないですが、こういった被害のリスク回避としてセキュリティがしっかりとした家を借りる女性も多いはず。
データを見れば女性のほうが若干家賃は高い。
- 男性家賃平均:5.93万円
- 女性家賃平均:6.29万円
さきほど示したように「ストーカー被害に遭ったことのある人、その不安を感じた人が25%」もいるのであれば、やっぱり防犯対策との因果によってこういうデータがでてるのは容易に想像できます(女性の方が平均給与は低いのに、です)。
生理編
男性は基本的に子どもを身篭ることはできないので、それを羨ましいと感じる男性もいるとは思いますが、、、出生率が下がってる(子どもを産みにくい社会)にもかかわらず、(自分は子どもを産むつもりがない!という人であっても)生理がくるというのは、、、もし自分がそうだったらその理不尽みにキレそう。
さいご
お金はかかるし、でもお金はないし、性被害リスクは高いし、生理くるし、、、女性ってハードモードじゃない?と思った話でした。
こういうのって感情で話し出したら終わりがないと思うので、自分ですぐ調べられる程度のデータを集めてまとめてみました。